臨時議会 2022.03.10掲載
2月15日に取手市臨時議会が開催され私は議長選挙に立候補させていただきました。
取手市議会では立候補制を導入しているので議長選挙の議事進行は副議長の私が議長席に座り進めました。自分の所信表明は仮議長に進行を任せ所信表明をさせていただきました。
この立候補制は私が一期目の議員の時に誰が立候補をするのわからないのに議長が決まるのは非常識だと強く働きかけて実現したものです。もちろん所信表明をしなくてもだれもが候補者になっています。
自分が進めてきた議会改革なので正々堂々とやらせていただきました。
所信表明は二人なので一騎打ちに。
結果としては11対12で負けてしまいましたが議長のマニフェスト的に所信を以下のように述べさせていただきました。
取手市議会議長選挙に臨むに当たり、私の議会運営に対する所信を申し上げます。
私は、18年前、市民の皆様のご支援をいただき議員に初当選をさせて戴きました。
当選してから議員や議会とはどうあるべきかを考え自分なりに勉強をして議会改革に力を入れてきました。
議員は市民の数パーセントの投票で当選してくるとはいえ自分の名前を書いてくれた市民の方々がいらっしゃいます。四年の任期ですが職員と議員との大きな違いは選挙だと思います。
市民の為に間違っていないと思えば自分の信じる意見を言うことは議員にとって大事なことではないでしょうか。
私は議会改革調査特別委員会、副委員長として務めさせていただき藤代町と合併した新取手市議会の改革を進めてまいりました。
そしてさらに市民から信頼される議会にするため次の議会改革として考えたのが、北海道栗山町が制定した「議会基本条例」の導入でした。
この条例制定にあたっては議会基本条例策定調査特別委員会の副委員長も務めさせていただき同僚議員と勉強会を重ね党派を超えた賛同をいただき、かなり早い時期に取手市議会 議会基本条例を制定することができました。
なぜ、全国の多くの議会がこの基本条例を制定されているのかそれは議会改革が目的ではく、市民のための議会になるための第一歩だということを認識としなければなりません。
市民から預かる税金を無駄なく有効に使うことが大切です。
現在、取手市議会はオンラインで全国の地方議会から注目されています。
皆様の協力と努力によってオンラインという手法の改革は進みました。
これからは真に市民のためを考えた議会運営をしたいと思います。
1,まずは公正・公平な議会運営の推進です。 これが基本です。
2,議員の一般質問は市長と議員の政策論議の最も重要な機会です。
現行の質問時間を維持し議会基本条例にもある専門的知見を活用して議員研修会を開催し一般質問を通じた議員力・議会力の向上を目指します。
3,議会基本条例第5条(市民参加及び市民との連携)、第20条(議会広報の充実)に基づき「ひびき」の紙媒体での配布を従来のように戻す事を目指します。
もちろんオンラインとのハイブリッド型を考えていきたいと思います。
4,東京藝大取手校がある取手市です。議会としても文化芸術振興に取り組みたいと考えます。
5,議会は立法府です。大学との連携や各専門的知見を活用して条例策定等が出来る議会を目指します。
6,住民と議会との意思疎通を充実させる観点や、多様な人材の地方議会への参画を促すなどの観点から、議会モニター制度や政策サポーター制度の導入などさまざまな議会運営上の自主的な取組を考えていきます。
7.ようやく国でも動きがでてきた本会議でオンラインが可能になるような自治法改正をさらに推進します。
以上のことを述べ選挙になりましたが残念な結果になってしまいました。紳士協定で副議長は辞職させていただきました。しかし後半の議員任期もゆうき100%で頑張って行きます。